九月一一 穏やかな風が 吹き抜け夏は終わりを 告げ季節は秋に 変わろうとしていた。 相変わらず、美月とは 何も進展がなく 学校帰りの公園と皆で 遊びに行く程度だった。 そんな頃、我校では 文化祭の 準備が始まった。 「では、うちのクラスは喫茶店に決定です。」 たった今HRで、 文化祭クラスで出店する店が決まったが… 皆が、盛り上がる中 オレだけテンションが 下がっていた。