最初は零が本当に 慕ってくれているのか 疑問だった。 けれど、美月の話しでは よく家族と話すように なったと聞いた。 部活の様子も前とは 全然、違って 練習に積極的だった。 そんな姿を見ていたら オレの中に、あった 疑問はなくなっていた。 何が、キッカケかは 分からなかったけれど… 零が変わり 慕ってくれて 正直、嬉しかった。 そんな事を思い出し ながら零と美月の間に 入り、二人を宥(なだ) めた。