夕日に照らされた あたし達は、いつの間にか誰も居ない公園で 抱き合っていた。 地面にはあたし達の影が 重なり長く伸びていて 一つになっていた。 耳から聞こえる龍二君の心臓は、あたしと一緒でドキドキしていた。