ふと龍二君に目をやると睨み合うように 龍二君と零が何やら話していた。 二人は、ただならぬ 雰囲気で なんだか胸騒ぎがした。 (何だろう… 凄く嫌な感じがする。) そんな二人を見ていると甘菜は、何も思わなかったのか怪しい笑みを浮かべ口を開く。 「ねぇヒカル私と賭けをしない?」 「賭け?」 「そう、零と龍二君って確か徒競走以外にもかぶってるじゃない? だから、どっちが勝か賭けてみない?」