オレは、もう零とは争いたくない… そんな気持ちを伝えたくて、オレなりに精一杯の言葉を掛けたつもりだ… 勝負には勝ったけれど、零には素直に美月を思う気持ちを、認めてもらいたい。 じゃないと意味がない。 もし零に認めてもらえれば… 美月に告白する。 オレは、応援席で楽しそうに、小西と話をしている美月を暫く見つめて、 強く思った。