結果は… 同着だった。 オレは、まだ上がった息を整えて零に近づき肩に手を掛けた。 「お前、速いな…でも」 「…次はオレが勝つ。」 零は一瞬、驚いた表情を見せたが肩に乗せてたオレの手を、振り払った。 「ふん…オレだって負けねぇから」 オレの言葉に、何故か動揺した零は吐き捨てるように言うと、その場を離れた。 そして、次の勝負となる騎馬戦が始まった。