「わざわざ、すみません水神先輩。」 「別に、話しって何?」 「じゃあ単刀直入に言います。体育祭で、俺と勝負しませんか?」 零は裏の顔で爽やかに笑いながら言った。 突然、勝負を挑まれオレは驚いた。 (はぁ?コイツ何企んでんだよ) 零が何を考えているかは分からなかったが、総合的に考え勝負をしようと思った。 「いいぜ。」 零は一瞬、右の口端を上げ不適に笑うと、すぐに表情を戻した。