「ただ、何もしないんじゃ意味ないから、明日零と話してみる。」 「本当に?」 あたしは、俯いてた顔を勢いよく上げて龍二君を見た。 「あぁ、心配すんな。」 そう言い、あたしの頭を優しく撫でてくれ、さっきまでの不安感はなくなった。 龍二君に家まで送ってもらい、部屋に直行して、そのままベットに倒れ込んだ。 その時、部屋のドアをノックする音が聞こえた。 「ヒカル?入っていい?」