家族や兄弟の話しなどたわいもない話しをした。 久々に龍二君と二人の時間はあっと言う間で気がつけば日が沈み、二人の時間が終わりを迎えていた。 「ごめんね、遅くなっちゃって。」 「別に…また明日なっ。」 公園の出口から、お互い別方向に向かって歩き出そうとした時… 「龍二君、待って!」 あたしは突然、制服の袖を掴んだ。 (やだ、どうしよう~///) 無意識に制服を掴み呼び止めてしまい、頭がパニックになる。 「その……うんん、何でない。気をつけて帰ってね…」 「あぁ…じ、じゃあな。」