公園に着くと、龍二君はあたしをベンチに促され腰を下ろした。 龍二君はジュースの缶を持って、ベンチへ来るとあたし一つ渡してくれた。 「ありがとう(^^)」 「あぁ。」 缶の蓋を開けカラカラになった喉を潤した。 一呼吸入れて、龍二君の方を向き笑顔で話し掛けた。 「弟が入学してきて、びっくりした?」 「あぁ、マジびっくりした。」 「だよね。ねぇ、龍二君は兄弟いるの?」 「二人兄弟で、中2の弟いる。」 「そうなんだ。あたしは、弟と妹がいて一番上なの。」