そのドキドキの中には、帰り際、甘菜に言われた言葉もあり、いつもより龍二君を意識していた。 『ヒカルもいい加減、水神君捕まえとかないと誰かに取られるよ!』 帰る前あたしに、耳打ちして帰った。 成君も、甘菜達が帰るのを見て慌てて帰って行った。 (どうしよう、意識しすぎて龍二君の顔を真面に見れないよぉ~///) そう思いながらも、あたしは持ってた鞄をギュッと握り龍二君に話し掛けた。 「ねぇ、龍二君まだ時間ある?」 「あぁ、大丈夫だ。」 「じゃあ、家の近くに公園があるんだけど行かない?」