皆が話しで盛り上がり、零も一緒に遊ばないかと成君が言い出した。
でも、零は申し訳なさそうに断り、あたしは内心ホッとしていた。
零は、とっても腹黒く姉のあたしでも、何考えてるか分からないし怖いと思う時がある。
(いい子なんだけど、黒い部分が出たら怖いから良かった…。)
零は、礼儀正しく、優しい笑顔で去って行った。
「気をつけてね♪」
笑顔で零を大きく手を振り見送って、あたし達は遊びに学校を出た。
それだけに昌也君と甘菜は先に帰り、成君も用事があるからと先に帰った。
あたしと龍二君の二人きりになって、あたしはドキドキした。



