「これは、遊びじゃない。未経験のお前は、まず基礎からだ。」 部長になって、ホスト男は真剣に部活に取り組むようになった。 けど、絡みづらい部分や根本的な所は、変わってないが日々変わりつつある。 「経験はありませんが、ルールは把握しています。失礼かと思いますが、一回だけさせて下さい。」 零の申し出にホスト男は、フゥーと息を吐いて、『仕方ない、一度だけだからな』と言った。 (一体、どうゆうつもりなんだ?) 零は、笑顔でホスト男にお礼を言い頭を下げた。 その時、オレは自分の目を疑った。