それから、軽い自己紹介をした後オレとホスト男の二人で一年の練習を見る事になった。 新入部員は一年が七人その内の六人が経験者残り初心者は、零だけだった。 「じゃあ、実力を知る為に、今から軽く組手をしてもらう。左側の奴とペアになってくれ。」 「部長、すみません良いですか?」 突然、零が手を上げ皆の視線を集めた。 「なんだ?」 「もし、よろしければ僕も組手を、させて頂けないでしょうか?」 何を言い出すのかと思いきや、零は組手を申し出てきた。