「そうなの?!でも、また何で柔道部なの?」 美月は、驚いているからか興奮気味に、零に質問する。 けど、逆に零は穏やかな表情のまま、ゆっくり話す。 「ヒカルが、毎日楽しそうに部活してるのを見て、高校に入ったら柔道部に入部しようって決めてたんだ。」 オレは、その軽い発言にカチンときた。 (こいつ、舐めた言い方しやがって気にくわねぇ) 「おいおい、柔道はそんな甘くないぜ。」