シャツを引っ張っると龍二君は、ピタッと立ち止まり振り向いた。


あたしは、怒ったふりをして口を尖らせて不満な顔をして見せた。



「もぉ~待ってって言ったのに。」



龍二君は何だか複雑そうな顔をして、目を伏せた。



(きゃー!恥ずかしい/// でも、せっかくのデートだから頑張るんだもん。)


「わりぃ…///行こうか?」


ホッとし自然と笑顔になって頷いた。
あたしは、ドキドキしながらも龍二君の手を取った。


「…っ!!///」


「映画始まるよ、行こ♪」


「…ん、あぁ行こうか…」