「わぁ~ホンマや!えらい作ったなぁ~じゃあ、いただきまぁ~す♪」
我慢出来ず昌也君は卵焼きを口に頬張り顔が歪ませていた。
「もぉ~昌也は意地汚いんたから!」
甘菜は呆れ顔を浮かべながら言った。
あたしは昌也君があんまり美味しそうに食べる姿を見て思わず笑ってしまった。
フェンスを離れて皆の方に歩き龍二君の隣に座りバックからお弁当を取り出す。
「あんまり自信ないんだけど、でも味見してマズくはなかったから大丈夫だと思う…」
「じゃあ、いただきます。」
龍二君はそう言うと卵焼きを取り口へ運ぶ…
ドクン…ドクン…
ドクン……



