恋色風船

どこまで本当か分からないが、あごが細く口が小さめの麻衣は、それをするのに向いていると、冗談めかして言われたことがある。


人と比べるわけにはいかない類のものだが、男たちは必ず褒め、毎回それを求めてきたから、それなりの自信は持っている。


林にはまだ試したことはない。


一回目は、ベッドにたどりつくのが目標のようなものだった。
京都旅行では、麻衣はかなり酔っていた。

まさか望まれてもいないのに、いそいそと奉仕するわけにはいかない。


麻衣の知る男は、みんなコレが好きだ。
林も同じだろうか。