恋色風船

井戸を掘り当てたみたいだ、そんな明彦の言葉を思い出したとたん、麻衣はちいさく達してしまった。


ベッドのふちから手が離れ、シーツにうつぶせに崩れ落ちた。

林がやや乱暴に、麻衣の体をあおむけに返す。

最後は正常位で果てたい男は多いようだ。
林もそうなのか・・・・


林の律動に、ベッドのスプリングがリズミカルにきしむ。

ふたたび昂まる快感の波に、あごをそらせながら、林を見上げる。


いつも悠然とかまえている男が、余裕のない表情をみせる様を目にする。


それもベッドをともにする醍醐味だろう。