恋色風船

するすると、ワンピースとつづいてスリップも脱がされる。

手早く正確に・・・

腕のいい猟師が、獲物の皮をはぐときも、あるいはこんな手つきなのだろうか。

か弱く無力な存在として扱われるのも、ベッドの中なら悪くない。


京都の残暑をすいこみ、酔いの回った肌が、冷気にふれて心地よい。

林が、ほんのり桃色にそまった麻衣の肌を褒める言葉を、いくつか口にする。


しかし林の余裕も、そこまでのようだった。


もどかしげに林が自分の服を脱ぎ捨てる衣擦れがつづく。