恋色風船

「もし予定がなかったら、どうかな、京都にでも足をのばそうかと思ってるんだけど・・」


「えーー」

左胸の奥が、おおきく波うつ。

連休の週末だ。
日帰りなはずはない。

また新しい冒険が始まろうとしている。
初めての不倫、そして初めての不倫旅行。


逡巡はわく。
それはつまらない倫理観ではなく、タイミングが早すぎるのではないか、という迷いだ。