恋色風船

世の中は、なんてたくさんのきらめきに満ちているんだろう。


そのうちどれだけのものを、自分は手にすることができるんだろう。


どれだけ美味しくても、すべてのマカロンやボンボンを味わうことはできない。

そんなことをしたら、ぶくぶくと太るだけだ。


どんなに優秀なコスメでも、すべてを顔に塗るわけにはいかない。

ピエロよりひどい顔になってしまう。


楽しむための時間とお金は、いつだって足りなくて、麻衣のからだは一つしかない。