途中でそれは、あらがうように引っかかり、明彦の指にいら立ったような力が加わる。
小さく舌打ちするのを、麻衣は聞き逃さなかった。
ビッ、とワンピースの繊細な生地が引きつったような悲鳴をあげて、ジッパーが動きだす。
麻衣がもらした吐息は、期待感ではなく、あきらめのそれだ。
小さく舌打ちするのを、麻衣は聞き逃さなかった。
ビッ、とワンピースの繊細な生地が引きつったような悲鳴をあげて、ジッパーが動きだす。
麻衣がもらした吐息は、期待感ではなく、あきらめのそれだ。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)