明彦がそのセリフを口にしたのは、レストランではなく、ホテルの一室でだ。
店でメニューをながめたときよりは、熱のこもった切実な目をしている。
それになにか答えようと、口を開きかけて、明彦のくちびるでふさがれる。
麻衣の口からこぼれる、どんなひとことも聞き逃すまいとしていた時期は、もう過ぎたのだ。
それはしようのないことだけれど・・・・
明彦の指が、せわしなくワンピースのジッパーを下ろす。
店でメニューをながめたときよりは、熱のこもった切実な目をしている。
それになにか答えようと、口を開きかけて、明彦のくちびるでふさがれる。
麻衣の口からこぼれる、どんなひとことも聞き逃すまいとしていた時期は、もう過ぎたのだ。
それはしようのないことだけれど・・・・
明彦の指が、せわしなくワンピースのジッパーを下ろす。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)