林の印象は、以前からすこぶる良かった。
さりげなく持ってくる手みやげが、たいそうしゃれたものばかりだからだ。
青空の色をした缶に詰められた、鳥の形のクッキー。
リップが落ちないように、一口で食べられるあんず大福。
目にも舌にも美味なスウィーツは、女の心を開ける鍵のようなものだろうか。
そうした手順もふまずに、図々しく誘ってくる男がなんと多いことだろう。
さりげなく持ってくる手みやげが、たいそうしゃれたものばかりだからだ。
青空の色をした缶に詰められた、鳥の形のクッキー。
リップが落ちないように、一口で食べられるあんず大福。
目にも舌にも美味なスウィーツは、女の心を開ける鍵のようなものだろうか。
そうした手順もふまずに、図々しく誘ってくる男がなんと多いことだろう。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)