1階の広場には、噴水がしつらえてある。
吹き抜けになった3階の手すり横の席から、よく見渡せる。
道化メイクのピエロが、子どもたちに風船をくばっている。
いっぱいにふくらんだ、色とりどりの風船。
子どもたちが群がってゆく。
風船がゆれる。色彩がゆれる。子どもたちのざわめきがゆれる。
「・・・どうしたんだよ、なんかぼーっとしちゃって」
「だって、なんか幸せだなぁって」
変なヤツ、と明彦が笑う。
吹き抜けになった3階の手すり横の席から、よく見渡せる。
道化メイクのピエロが、子どもたちに風船をくばっている。
いっぱいにふくらんだ、色とりどりの風船。
子どもたちが群がってゆく。
風船がゆれる。色彩がゆれる。子どもたちのざわめきがゆれる。
「・・・どうしたんだよ、なんかぼーっとしちゃって」
「だって、なんか幸せだなぁって」
変なヤツ、と明彦が笑う。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)