な、なんやとー!!!? と口に出しそうなんを堪える。 チラッとジジイを見て黒板に向かってるのを確認すると “あ、ほ” と返した。 すると向こうはあっかんべーをしてニッと笑顔を見せた。 「なっ・・・・・・」 どこのどいつじゃ! こんなことすんのは。 “し、ね” と口で言った後、フンッと前に向きなおした。 何か意地になって、寝そうになりながらも授業を耳に入れた。 でも、 あいつの笑顔が消えなかった。 きらきらしてて、無邪気で。 爽やかな笑顔が。