幼馴染の妹















このためだったんだ
玲二が今日来れなくなったのは…






前を見つめ直す
火照った頬
桜色の髪
青い空














「ありがとう…」



俯いていた彼女を自分に引き寄せた











パンパーン

音のなった方を急いで見る

「玲二…?!
それに漣の……」





強面な男達が手を叩きながら
ぞろぞろとやって来る



「おめでとう」














「見てたのか…」

玲二への怒りがこみ上げる






「なんたって
美麗の1番の相談役だからね」







ニコッと笑った男に殴りかかろうとした時



くいっ






と手を彼女に掴まれる
「やだ」






少し怒ったようなそれでも心配してるような表情の彼女がとても
愛おしくて初めての口づけをした











その後の周りからの野次がうるさかったけど気にしないで美麗の手を引いた