「何で…」




黒髪でピアスなんて一つもしてなくていっつも黒いスーツを着てる男





「簡単なこと
今これるのが僕しかいなかったってだけだよ」

珍しい人物が来るものだ…
あなたこそ忙しいはずなのに

「僕じゃ不満かな…」



「うんん…
中谷の次の次の次の次に安心でき…ゴホッゴホッ

「5番目か…」

ははつと小さく笑うとこっちを向いた

「まぁあんまり話せないもんね.僕たち…
いい機会かな…」










白衣を着て革の鞄から聴診器を取り出す
一連のことをするとそれらをしまう


「いつも通りの風邪だね…
喉にきちゃってるのが少しよくないかな…

美麗 体重○○kgだよね?」


「ちょ…ゴホゴホっ



「いいじゃん
兄妹何だから〜」


珍しく口調を崩す上兄の征一
兄妹だからって…
まぁいっか…
11歳も離れてるし…
うん…


「で、変わってない?」


一つ頷くと薬の入った包みをベッドの隣にある机に置いた


「中谷は今日帰ってこないよ…」


その言葉にふと昔のみた光景が頭に流れた


血…
血にまみれた…
男達の画が………


「大丈夫…
そういうことじゃないよ…

まだ熱が高いから寝ててね…」


目の上に大きな手がかぶさる
それと一緒に目を閉じた