〜haruka



すぐに10日がたった
プレゼントを用意したかったけど外には出られない
ケーキの材料、パーティー料理の材料はいつものようにダンボールに入って届いた



朝、
まだ美麗が起きないうちから準備をした



俺の部屋に入る



何か…
無いか,



……。

本当に何もない。


玲二の部屋にあった風船を膨らませ厚紙で帽子を作る
折り紙で鎖も作った


部屋に飾り付ける…

ウーーン。



ガタッ



あ…
起きた



急いで席に座る
美麗は部屋に入った瞬間目を見開いた


クラッカーを鳴らしたから
ではないかな…


「誕生日おめでとう。」


パーティーに参加するのは俺と美麗の2人だけ
料理を食べてケーキを食べてのんびりしていた




〜mirei




遥が作ってくれたケーキを食べてのんびりしていた。
なんだか嫌な予感がする…



周りを見渡した
部屋へ急ぐ



……



壁にかけていた写真が全て落ちていた



ガラスが割れている…


















「遥っ…
パパ達が!!



私………



行ってくる。」




















彼の目を見て部屋を出ようとした
腕を掴まれる







「ダメ。
中谷さんに頼まれてる。」

間に合わなくなる………

「お願い。
もう無理なこと言わなから…。」

「ダメ。」

掴まれた腕は離してくれそうにない




ーゴンっ




中谷に教えてもらったやつ
遥にやるなんて思いもしなかった

「ごめん。」

部屋を飛び出し歩き出した
ある人から貰った桜が描かれた小刀を隠して……

まだ明るい…
明るいうちにつけるはず……

今日は私の誕生日
私が生まれてから16年
漣が一度滅びてから16年
もう16年という時が経っていた

髪をくくって一つにまとめた



〜〜〜



4時間歩き続けた



道はなんとか分かった




辺りはもう少しで真っ暗になる
陽はとうに隠れていた




漣家が近づくに連れ喧騒や臭いがひどくなった
門へ近づく



「待って。」



……


止める声がした