-reizi




「中谷さんってそんなに強かった…。」










息が切れている
俺の瞳はてんじょうと彼の頭を写していた







「守らなきゃいけないものがある、
それだけ」













「俺もあるけどな…」















「桜
約束
契約……」






彼が何かを呟く
「ん?」












「いや何でもない…


じゃあ
これからやることあるから…」







彼が部屋を出て行く
それを見届け床に視線を落とした。
















目を閉じれば必ず出て来る





桜色








懐かしい記憶








始まりは
6歳の時ハマった
レンジャーごっこだった。







レッドとブルー









ピンク





なんてどこか間抜けなメンバーが揃ったレンジャーごっこ






3年前
突如入った
グリーン。











ピンクが入れたグリーン









俺より

レッドらしい…