-mirei




……ん



東向きの窓の外から入る光が眩しい
横で寝息を立てる青色の髪
ここ…
















漣ではない部屋
急いで起き上がる














誰もいないリビング
玲二の部屋は
いつの間にか整理されていた






「…っ
なかy……


最後の望みをかけて隣のへやの扉に手をかけた



ガチャ
ガチャガチャ…










引っかかって開かない扉
どんどん…




強く叩く


















「中谷………

大理石が冷たい
腿に落ちた雫が冷えていく










「美麗…
風邪ひく…」



肩にかけられたカーディガン
そう言われると少し頭がいたい気がする
「遥……」







温かい彼に抱きついて部屋へ戻った