書かれた日付


「その日に読めって…」






「どこ行くの?」


「美麗ちゃんのマンション
天堂の坊ちゃんもそこに住めって…
高校は普通にかよっていい」





「まあ美麗ちゃんをよろしく。」


車が止まった
「降りてこれが鍵」

渡されたカードキー
「最上階…
絶対漣には帰ってくんなよ…
迎えに来るから…」



その意味はすぐに分かった
近くに大きな抗争がある
美麗は避難
俺は監視役ってとこだろうか


彼女を抱き上げ車を降りる
「幸運を祈ります…」


そう言うとハハッと声をあげ笑い手をあげて敷地を出て行った