「そ、 良かった…」 ふと 彼の胸元 に いつもひかる" タグ "がないのに気づいた 「中谷さん?」 とんとん と 自分の首元を叩く 「用事あるの」 少しだけ怖い顔をして去った彼を横目で見送りながら家族の待つ部屋へ足を向けた