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ここでぼくは一旦ノートを閉じる。




せんせいは複雑そうな笑顔を浮かべていたけど、小さな拍手を送ってくれた。




ぼくはせんせいにノートを渡すと席を立った。




「……はい。それじゃあ帰りましょうか」



ぼくはランドセルをからうと先生は荷物を持った。




せんせいが一歩、また一歩。