君が私にくれたもの


「いらっしゃいませ〜」

「かしこまりました!」

だんだんと忙しくなる。

「もう、割り箸がないよ!」

「はい!私とってくるっ」

割り箸…。あった!結構いるよね?

「持ってきたよ!」

「ありがとう!」

私と美空は交代の時間になったので、着替えた。

「絵美奈ごめんね!先輩のところ行ってくる!」

「うん!私のことは気にしないで!楽しんできてね」

さーて。私はどうしようかな?そう考えながら歩いていると階段から落ちそうになった…

「わっ!」

やばいっ!落ちる…

だけどなんの痛みも感じない。

「大丈夫か?」

「爽太君?あ、ありがとう!」

「別に。…今1人?」

「うん!美空は先輩と回ってる〜」

「ふーん。じゃあ一緒まわるか」

「うん!…ってええ?!」

私が奏太君とまわる?!

「嫌ならいいけど」

「ううん!まわる!まわりたいっ!」