「絵美奈!」
「え?!なに?」
「なに?…じゃないよ!爽太と話し終わってからなんか変だよ?!」
「う〜ん…私もなんか自分か自分じゃないみたいで変。どうしよ…」
「私になにか出来るならするけど…絵美奈自信がわかんないことを私にはできないからねっ!」
むーっ。美空は何でもできるんだから私の気持ちに気づいてよっ!!と、言いたくなったがやめた。だって美空の言う通り私がわからないことを美空ができるわけないから。
「はぁ〜」
「よっ!悩み事か?ため息ついたら魂とんでくぞ〜」
「桐島君!…それを言うなら幸せが、じゃないの?」
「お前はもう魂さえも飛んでいきそうだからなっ!」
「そんなわけないでしょっっ!」
「じょーだんだよ!くくっ。」
「桐島ぁ。絵美奈をからかわないでよっ」
「わりーな。くくくっ。…そう言えばさっき竜からこれ預かったんだけど」
「あれ?桐島君、竜のこと知ってたっけ?」
「さっき知り合った」
「そっか〜」
私は桐島君にもらった手紙をあけた。
《今日、爽太と俺でゲーセン行くんだけど絵美と美空ちゃんも行こうよ!無理ならいいよ?》
無理ならいいよ。と書かれているが、絵美ちゃんではなく絵美と書かれていることから、絶対来い。と言う意味が込められていた。
「…美空、今日ゲーセン行くって。竜が。」
「あー強制なんでしょ?OK!」
美空はわかってくれてた。
「あ、桐島君も来る?」
「…いや…。俺はいいよ」
「わかった〜」
桐島君…様子変な気がする。気のせいかな?