「壊れてる!?」

私はがばっとたちあがってピンを見た

「あああ!!大切なピンなのにぃ」

「…」

「あ!!すみません。拾ってくれてありがとうござ…」

私は目の前の人を見て金縛りにあったようにとまった。だって…

「な、んで…。」

「…爽太君…」

目の前には眠っているはずの爽太君がいた

「おーい!赤城!大丈夫か?今丁度学校に来て騒ぎを聞いたんだけど…赤城?」

「おーい、爽太!」

「竜…。」

「…絵美ちゃん?」

「どうして…爽太君が目覚めたって連絡してくれないの?!」

「…ごめん。けど知らない方がいいと思って…」

知らない方がいい…?

「なぁ…」


「お前誰?」

「…え?」