{{次は体育館でバスケの試合です}}

「あ、行かなきゃ。補欠だけどね」

「絵美奈…上から見てるね…」

「うん!」


〜桐島 蓮side〜
{{次は体育館でバスケの試合です}}

「やべっ!早くいかねぇと!」

人混みのなか必死に体育館へ向かう。

「なぁ〜君ぃ〜!」

「俺ですか?」

茶髪で背の高い男の人に声を掛けられた。正直、男の俺でも見惚れるくらいのイケメンだった。

「体育館ってどこかな?迷っちゃって〜」
「あ、良ければ案内しますよ!俺も丁度行くところなんで!」

「わぉ!ありがとぉ〜君、名前は?」

「桐島 蓮です」

「蓮だな。よし、行くぞ蓮!」

テンションの高い人だなぁ。というか誰かに似ている気がする…。誰だろ?

「まぁいいか。あ、こっちです!」


やっと体育館の一階についた。あ、赤城だ。そう思って声をかけようとした…