教室に入ると同じ中学の子は少なかったけど、前の席は美空だ!
「ねぇ」
「…。」
「なぁ」
「…へ?私??」
隣の席の男の子。
隣が君じゃないってわかっているのに君は隣にいるように感じてしまう…
「俺、桐島 蓮(きりしま れん)って言うんだけど、よろしくな!」
「よろしく。私は、赤城 絵美奈」
「あのさ…」
「絵美〜!!」
私はドアの所にいる女の子に呼ばれた。
「ちぃちゃん!」
「絵美は3組なんだねー!美空も同じクラスかぁ!絵美と美空の絆パワーだね」
「そうだね〜。休み時間ちぃちゃんのクラスにも遊びに行くね!」
「うん!来てね〜」