君が私にくれたもの



「………よし!それじゃあ、この振り付けで練習してみるか!」

「「はい!」」 「おう!」

私達は今考えた振り付けで踊りだす。

「赤城まちがってるぞ!」
「は、はい!」

「瀬乙女遅れてるぞ!」
「はい!!」

「上条!もっとみんなにあわせろ!」
「ああ!」

私はバトンクイーンで何年もバトンをしている。だけど、技術はあっても、やっぱり振り付けを覚えるのは苦手。

「…まだまだですね」

やっぱり部長はすごいなぁ。と思う。技術があるわけではないのに、きっちり
振り付けを覚えて間違えなしに踊る。それが部長のスタイル。

「はい!終わり。今日はもう時間だ。明日の放課後みっちりするからな!」

うわぁ。もお5時?!はやっ!

「「お疲れ様でした!!」」
「「おつかれ!」」