君が私にくれたもの

そこからは私と美空と桐島君で学校へ向かった。桐島君といると話が途切れることなかったので、あっという間に学校についた。

「桐島君またね!水泳がんばって!」
「ああ!そっちもな!」


「そういえば、さっきのことなんだけど本当なの?」

『私ね上条先輩と付き合うことになったんだぁ!』

「本当だよ!」

美空は中学の時から先輩が好きだったんだよね…。

「よかったね!!美空ぁ!!」

私はガバッと美空に抱きついた。

「絵美奈?!泣かなくても…」

「だってぇ、美空ずっとずっとすきだったじゃん…。頑張ってたぁ…だから、グスッ…嬉しくて…。…おめでとぉ〜!!」

「あはは。絵美奈ありがとう。絵美奈がいてくれたから付き合えることになったんだよ!絵美奈がたくさん背中押してくれたから!」

美空…。

「ううぅぅ〜。」

「あれ?瀬乙女!赤城!早いな。おはよって、赤城泣いてんのか?!」

「グスッ。…上条先輩!!!美空のこと泣かせたら1発殴ってやりますから!」

「っぷはっ!ああ、殴られないよう頑張るよ」