君が私にくれたもの


絵美奈side

チリリリリリッッ。
「んー!!もうこんな時間?!準備しなきゃっっ!…って今日は土曜日だ」

何してようかな?まぁとりあえず、舌に降りて朝食でも食べようかな!

「お兄ちゃんおはよう。お母さん達は?」
「おはよ。お母さんは友達と出かけるって。お父さんは仕事。彗は部活。」
「そっかぁ」

じゃあ今日はお兄ちゃんと2人か。

「あ!そう言えば白露高校って今度球技大会あるよな?」

白露高校とは私が通ってる学校。

「うん!」
「俺と彗で見に行くからな!」
「…うん。が、がんばるね!」

ピロりん。
「美空から…?」

自分の部屋に戻ってメールを開く。

《絵美奈聞いてよ!!今日1人でショッピングモールに行ったらさ、上条先輩にあったんだよ!!しかも上条先輩も1人 だから一緒にまわろうって誘われたんだぁー!!》

《うそ!?良かったね!!アピール、がんばってね!》

《うん!!これをきっかけに先輩と仲良くなれるようにがんばる!》

「ひまだな。バトンの練習でもするか」

グルグル。

「あ、新しい技覚えて見ようかな…」

えっと、ここをこうして。

ガタンッッ

難しいなぁ〜。よし!もう一回!

「おーーい!絵美奈」

「へ?な、なぁにぃ〜?」