君が私にくれたもの

「もう少しかかるから」
「はーい」

「絵美奈ぁ!学校はどうだった?いじめられてないか?!友達はできたか?!」

お兄ちゃん…。正直妹の私が言うのもなんだけど、兄はシスコンです。でもそんなお兄ちゃんは大好き!いつも心配してくれていい兄なんです!

「うん!楽しいよ!部活はまたバトン部に入った!学校は美空といっつも一緒」
「そっか。よかったよ!美空とも仲良くな!部活もがんばれ!」
「うん!!」

お兄ちゃんは私の長い話でもしっかり聞いてくれる。どんなに忙しくたって…

「できたわよ!絵美奈!彗!手伝って」
「「うん!」」

「よし、いっただっきまぁす!!」

うぅん!!やっぱり部活の後の夕食はすっっごく美味しい!

「ゴクンッッ。ごちそうさま!」

すぐに階段を駆け上がり、絵美奈の部屋と書かれた札の部屋の、ドアノブを回して部屋に入る。

「つっっっかれたぁ!!」

今日は部活に桐島君が来てて面白かったなぁ。クスクスッと笑ながら、携帯をいじっているといつの間にか寝ていた。