君が私にくれたもの




「ぎゃぁぁぁ!き、ききき桐島君!!」
「な、なに今の!!」
「ぷはははははははははっっっ!!」
「ぎゃははははっっ!!!」

「せ、せせせ先輩達!!!笑ってる場合じゃありませんよ!!!」

「そ…、ぷくく。そうだな…ははっ」

桐島君は地面の上にあった雑巾にすべり、道具倉庫にむかって転がって、ぶつかって何かが落ちてきたんだろう…。

「き、桐島君…?」

そぉーっと道具倉庫の中を見渡す。

「き、き桐島く…」

ーガタガタガタッッー

「ぎゃあ!!」

ってびっくりした!!桐島君かぁ…

「桐島君ー!大丈夫?」
「あ、美空…」
「瀬乙女…赤城…。俺…」

「うん。桐島君ってなんか、ついてないよね」

さっきの衝突といい、今のといい、すっごくついてないよね。もしかしたら、
もう一回不運がやってくるんじゃないかな?

「2度あることは3度ある…」

まぁ、そう簡単にあるわけ…