君が私にくれたもの


「桐島君…アホでしょ!!あはは」

「ほんとだね!ははっ」

ふぅ。もう腹筋痛いよう…。

「き、桐島君だいじょ…」
「大丈夫!!へーきへーき!」
「よかったぁ」

「そんなこといいながらずっっげぇ笑ってたよな!!しかも先輩達も!!」

「いや〜!君面白いね。ぷくく」
「笑うのやめてください!!次は取れますから!!」

「桐島君…が、がんばって?」
「桐島君!次はぶつかんないでよー!お腹痛くて倒れちゃうから!!」
「ったりめーだろ!!!っていうか笑うな!!」

桐島君はまたバトンを回し始めた。

「回すのは出来るようになったんだね」

「いくぞ!お前ら見とけよ!俺だってバク転しながらとってやる!」

え?!い、いくらなんでもそれは危ないんじゃ……。
…うん。好きにさせてあげよう…。

「ほっ!」

ダンッダンッ!

え…。…わぁ。綺麗なバク転…なんか…吸い込まれるみたい…

ツルッッ!

「へ?」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロッッ
ガタガタガタガタガタッ
ドタンッ

「「「「………」」」」