君が私にくれたもの

「そーなんだ」

「桐島君、君もバトンもってやってみる?」
「はい!」
「桐島君、こう回すんだよ!」

グルグルー

「よし」

グル、ボトッ。

「ん?なにしてるの?桐島君?」
「あ、いや…」

グル、ボトッ。
一回転せずに落ちる。

グル、ボトッ。
もう一回。

グル、ボトッ。

「ぷっ!」

あ、思わず笑っちゃった。

グル、ボトッ。

で、でも…

グル、ボトッ。

「ぷっ。も、もうだめ。あはははは!!何で…ぷくくっ。いつも同じタイミングで落とすの??ぷっあはは〜!!」
「ちょ…絵美奈…我慢してたのに…あはははは!!」

グル、ボトッ。

「ちょ、やめて…ぷはは!お腹痛い!」

「おい!!そこ2人!!!笑うなよな!もう一回!!!」

グルグルグルグル…

「おお!!桐島君まわってる!!」
「や、やればできるんだよ!」
「桐島君上に投げて、キャッチだよ!」
「お、おう」

シュッッ!

ど、どこに飛ばしてるの?

「や、やべ!!」

桐島君は上というよりも、斜めに飛ばした。

あれは間に合わないな。誰もがそう思っていたのに桐島君はキャッチする気でいて、バトンを見ながら全力で走っている!!

「あ!桐島君あぶな…」

ードンッッッ!!ー

「「「「ぷっっ!!」」」」

「「あははははは!!!」」
「「ぷはははっっ!!」」

なんと桐島君はバトンしか見ずに全力で走っていたため、壁に衝突した。

「ちょ、桐島君…ぷっ。俺らの今丁度見たタイミングでぶつかったな…くくっ」