君が私にくれたもの

「美空…ありがとう。いつも…美空が側にいてくれて良かった。美空大好き!」

「あははは。はっずかしいなぁ。」

「えへへ。…私ね、爽太君が生きてるって信じてる」

「うん!私も信じる」

爽太君は今は意識不明で数年眠り続けている。けど、私はいつか起きるって信じてる!

キーンコーンカーンーー
ダダダダダダダっっっ
「なんの音?」
「さぁ?」

ーガラガラッッー
「赤城!!大丈夫か?!!」

桐島君…?

「え?」

桐島君は私が気になって自己紹介カードに手をつけられなかったらしい。それでチャイムと同時に保健室に向かってくれたらしい。

「私と絵美奈は友情を深め会ってたのぉ!なんか文句なる?」
「友情…。あぁ!じゃあ、赤城はどっか痛いとかはないんだな!」
「うん」
「よかったぁ〜」

心配かけちゃったんだな。反省…。