私はご飯を食べ終え、部屋に戻った。
「…あ、宿題終わってたんだった…」
宿題終わってるし、お風呂入ろうかな…
そう思ってまた1階へ降りた。
「おに…」
お兄ちゃんに声をかけようとしたけど、かけれなかった。だって、お兄ちゃんが今まで見たことないような悲しそうな顔をしていたから。
「…ぃ」
え…。今お兄ちゃん…”朱里”って言った?…諦めるって言ってもやっぱり無理なんだね。
私がお兄ちゃんにしてあげられることはなんだろう…。
声をかけられるにいると彗が降りてきた。
「ふぁぁ。…あれ?お姉ちゃん…そんなとこで何して…」
「あ、彗と絵美奈。…彗はご飯食べるか?」
「うん。お腹すいたぁ」