「ただいま〜!お兄ちゃーん」

「おじゃまします!」

「おう、絵美奈おかえり、蓮も入れ」

「はい」

そういえばどんな話するんだろう…

「じゃあ俺の部屋で話そうか」

「はい!」

「で、絵美奈は聞いてもいい話なのか?」

「へ?」

桐島君はポカンと口を開ける。

「なんだ?」

「話の内容わからないんですか?!」

「あ、あぁ。すまんっわかんねぇ」

お兄ちゃんがそう言うと、桐島君は長いため息をついて口を開いた。

「瞬さんがsmile卒業するとき、俺に出した課題ですよ。俺が高1の8月までに考えて来いっていったやつです!!」

課題?

「…それねー!…はぁぁ?!!!」

「わっ」
「うぉっ」

び、びっくりした…

「え、絵美奈はそれについて聞いたか?!」

「う、ううん?聞いてないけど…」

「そ、そうか…絵美奈はこの話聞くな」

「えー」

「えーじゃない!」

「わかった」